合法ドラッグ紹介「麻」と「大麻」の違い
実はですね。「麻薬」と言う言葉自体、その意味が非常に不明確な言葉だと言えます。といいますのは、「麻薬」の「麻」というのは、「麻酔薬」からきたと思われます。ところが、「大麻」の「麻」は「アサ」のことです。日本でも昔から親しまれてきた「アサ」のことを大麻といいます。したがって、「麻薬」の「麻」と「大麻」の「麻」は、まったく違う概念です。そこが、一番大きいと思います。
それから、麻薬というものを定義づければ、、通常は、いわゆる身体的依存、つまりそれをやめると体に禁断症状が起こったり、その他、体に異常な反応が出ますね。
それを身体的依存といいますが、こういうものがあるということと、そして、強い精神的な依存性がありまして、それをやめると禁断症状が起こり、さらにその薬物を求めて他の犯罪を誘発する、そういうものを麻薬と言っていると思います。そのような観点からみると、大麻にはいわゆる禁断症状はありません。
また、精神的な依存も、これは「大麻が好きだ」ということは言えますが、それ自体は、日本料理が好きか、フランス料理が好きかということと変わらず、格別に弊害があるものではありません。
また、大麻自体を原因として狂暴な行動に走ったり、何か犯罪に関係のある行動をするということもありません。このことに関しては、過去多くの研究論文が出されておりますが、その中でも明らかにされています。また、私は、過去20年以上に渡る弁護活動の中で150件以上の事件を担当しましたが、その中で、ひとつとして大麻を理由として具体的な弊害、例えば人を傷つけるとかですね、そのような弊害は、まったくみられませんでした。まあ、そういう観点から私は大麻というのは麻薬ではないという風に思っています。また、麻薬取締法というものがありますが、その麻薬の定義の中には、大麻は入っていません。
大麻は大麻取締法という、麻薬取締法とは別の法律で規制されています。そして、そこでいう大麻の定義としては、大麻草(カンナビス・サティバ・エル)と記載されています。エルというのは、植物学者のリンネのことです。そして、カンナビス・サティバ・エルとはリンネが発見したカンナビス属のサティバという種のことであるということです。この定義からしましても、大麻は麻薬ではありません。
◎ 大麻は安全なのでしょうか?
大麻は、例えば、最近ハーバード大学の医学者であるレスター・グリーンスプーン氏とジェイムズ・バカラー氏の著書の日本語訳が、「マリファナ」という表題で青土社から出版されましたが、その中でも指摘されていますように大麻には致死量がありません。薬物の危険性というものは、通常は致死量で決まると思います。そいう観点からみますと、大麻は非常に安全なものであるということが言えると思います。グリーンスプーン氏とジェイムズ・バカラー氏もこの訳本「マリファナ」の240頁で「自然のままの状態を保持しているマリファナはおそらく私たち人類が知りうる限り治療効果のある、もっとも安全な物質であろう。」と述べられています。
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